概要
1.8月リリース内容のご紹介
7月にリリースされた内容についてご紹介させていただきました。
・Gluegent Flow から送付されるメールアイコン変更のお知らせ(2022/08/17)
・Gluegent Flow リリースのお知らせ(2022/08/17)
・Gluegent Flow リリースのお知らせ(2022/08/25)
2.既存機能のご紹介
以下のマニュアルに記載のあるモデルを利用して、「複数項目の表示制御」について説明させていただきました。
・モデル編集 項目表示制御
3.なんでも相談会
Gluegent Flowに関する、疑問・お困り事などについての相談会を開催させていただきました。
※内容は、開催当時のものとなります。
2.既存機能のご紹介
【内容】
Gluegent Flow リリースのお知らせ(2022/07/26)にて、1 つのモデルで単一チェックの「項目表示切替」を複数使用していた場合や、単一チェックの「項目表示切替」と入力チェックの「項目表示制御」を同時に使用していた場合はエラーとなるよう変更されました。そのため、リリース以前にこのような設定をおこなっていたモデルの保存ができなくなってしまいました。今回は、その回避策としてスクリプトを使った「項目表示制御」の方法を、マニュアルを元にご紹介させていただきました。
重要:
ここで使用するスクリプトについては、サポート対象外となります。
情報:
紹介しているモデルの概要については、以下記事をご欄ください。
モデル編集 項目表示制御(スクリプトの例3)
【スクリプトの概要】
【スクリプトの設定方法】
スクリプトは「入力チェック」にて設定を行います。
入力チェック欄より ①追加ボタン > ②項目表示制御 > ③閉じる をクリックしてください。
個別設定枠にスクリプトを入力していきます。
初期設定で入力されているスクリプトは全部消してください。
隠したいものの一覧を []に入れます。という宣言を一番最初に記入しておきます。
var result = [];
続いて、入力フォームの「検診会場までの交通手段」に関して、以下の表示になるようスクリプトを入力します。
▼車を選択したときの表示
→”車種”の項目が表示される。
▼公共機関を選択したときの表示
→"交通機関名”が表示される。
▼徒歩を選択したときの表示
→何も表示されない。
//交通機関が車の場合、交通機関名を隠す一覧に追加
if (${交通手段} == "車")
{
result = result.concat(["交通機関名"]);
}
//交通機関が公共機関の場合、車種を隠す一覧に追加
else if (${交通手段} == "公共機関")
{
result = result.concat(["車種"]);
}
//それ以外の場合、車種と交通機関名を隠す一覧に追加
else
{
result = result.concat(["車種", "交通機関名"]);
}
続いて、入力フォームの「婦人科検診希望」に関して、以下の表示になるようスクリプトを入力します。
▼男性
→何も表示されない。
▼女性
→"婦人科検診"が表示される
//性別が女性でない場合、婦人科検診を隠す一覧に追加
if (${性別} != "女性")
{
result = result.concat(["婦人科健診"]);
}
最後に、各条件で追加された隠す項目の一覧を報告してください。という司令を記入します。
return result;
以上で、スクリプトの記入は完了です。
記入した内容をすべてとまとめると、以下のような内容となります。
var result = [];
//「検診会場までの交通手段」の表示項目制御
if (${交通手段} == "車"){
result = result.concat(["交通機関名"]);
}
else if (${交通手段} == "公共機関"){
result = result.concat(["車種"]);
}
else{
result = result.concat(["車種", "交通機関名"]);
}
//「婦人科検診希望」の表示項目制御
if (${性別} != "女性"){
result = result.concat(["婦人科健診"]);
}
return result;
【動画】
【参考】
・Gluegent Flow リリースのお知らせ(2022/07/26)
・モデル編集 項目表示制御
3.なんでも相談会
【内容】
Gluegent Flowに関する、疑問・お困り事などについて、文字や口頭で直接相談できる相談会を実施いたしました。
【相談内容と回答】
Q.グルージェント申請番号を取得する方法はありますか?
承認ボタンを押したときにスプレッドシートに書き出せるとありがたいです。
その際、プレースホルダ―は設定しなくても書き出されますか?
A.「スプレッドシート行追加」の場合はスプレッドシートの1行目に「タスク番号」と記述してください。マニュアルはこちらになります。
自動処理 スプレッドシート行追加
「スプレッドシートバッチ追加」の場合は自動設定のフォーマット欄に${タスク番号}と記述してください。
マニュアルはこちらになります。
自動処理 スプレッドシートバッチ追加
なお、「タスク番号」や「作成者名」など、入力フォームに設定せずとも出力できるものにつきましては、をご参照ください。
プレースホルダーの説明
Q.担当者が自分だけの経路でタスクが回って来た際に、別の人に担当者を変更する方法はありますか?
A.現状、担当者を変更する方法はございません。
一旦差し戻しの上、改めて申請していただけますでしょうか。
こちらは要望としてあげてさせていただきます。
Q.Aさんがタスクを申請しましたが、退職してしまいました。他の人に引き継ぎたいです。
A.残念ながら申請者を引き継ぐことはできません。
一旦差し戻しの上、改めて引き継がれたご担当者から改めて申請していただけますでしょうか。
Q.ドライブ内に保存されている添付資料をワークフロー完了後、差し替える方法はありますか?
A.まず、Gluegent Flowでタスクに添付されたファイルは、Googleドライブとは別の場所に格納されています。
従いまして、Googleドライブと同様の管理方法は適用されないことをご承知おきください。
そのうえでGluegent Flowの機能を説明しますと、添付ファイルはタスクに紐付いているため、複数のファイルが添付されたタスクが完了した後に、そのうちの1ファイルのみ差し替えるということは、残念ながら行えません。
そこで、1タスクに1ファイルずつ添付して申請をしていただきまして、改訂があったファイルの申請については管理者によるタスクの削除を行っていただいた上で、新しいファイルを添付したタスクを再度申請していただくご運用をご検討ください。
Q.同じファイル名のものをバージョン管理する方法はありますか?
A.Gluegent Flowから同名のファイルをアップロードした場合、Googleドライブ側では同名の別ファイルとしてアップロードされてしまいます。
従いまして、Gluegent Flowからのアップロード時にファイル名にタスク番号を付与してファイル名が重複しないようにするか、もしくはお客様側でGoogleドライブ側でのご運用によって世代管理を行ってください。
Q.時間の大小を比較する際に、今現在は40時間以上、30時間未満、のように「数字」を記入してもらい、40、30でスクリプトを書いて対応していますが、これを40:00、30:30のような記載でも比較するようにスクリプトを記述することは可能でしょうか?
現在、カスタムラベルで記載しています。
A.40,00,30,30のように、4つの数字として比較するスクリプトの記述は可能です。
詳細はお問い合わせください。
Q.社内の利用者から、背景が真っ白になり過ぎて目が疲れるという意見があります。以前のような薄いグレーに戻す等ご検討の余地はありますか?
A.こちらに関しては他のお客様からも要望をいただいております。
テーマ設定ができるように対応するかを検討中でございます。
Q.本日教えて頂いたスクリプト以外に「こんなことが出来る」と調べる方法はありますか?
A.Gluegent Flow - さらに使いやすくしてみましょうにて、いくつかご紹介させていただいております。
質問と回答
Q.レクチャー会後にスクリプトの例示のテキストをメールでいただくことは可能でしょうか
A.本ページにスクリプトを記載しておりますので、ご参照ください。