Gluegent Flow で 入力したカレンダー情報を、Power Automate を使用してOutlookのカレンダーに登録する方法をご紹介します。
重要:
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本記事における Power Automate のスクリーンショットは 2023/5 時点のものです。
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本記事内で使用する「HTTP 要求時の受信」アクションは Premium コネクタに分類されるため、 Power Automate の有償ライセンス(Power Automate Premiumのプラン以上)が必要になります。
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Power Automate の有償ライセンス数は Gluegent Flow と連携設定を行う管理者のユーザー数の分が必要です。連携設定を行うユーザーが 1 人であれば、1 ライセンス必要となります。
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Power Automate の製品に関する仕様・設定方法につきましてはクラウドコンシェルジュのサポート対象外となります。お手数をおかけいたしますが、Microsoft 社のサポートへお問い合わせください。
情報:
Google Workspace版 Gluegent Flow / Gluegent Flow Plus をご利用で、Microsoft 365 を別途ご利用いただいている場合、このマニュアルの方法で実現が可能です。
Power Automate の準備
Microsoft 365にアクセスします。
Power Automateを開き、左のメニューに表示されている「+作成」をクリックします。
「インスタント クラウド フロー」をクリックします。
「フロー名」に任意の文字列を入力します。
「HTTP要求の受信時」を選択し、「作成」をクリックします。
「manual」をクリックします。
「フローをトリガーできるユーザー」は「誰でも」を選択します。
「サンプルのペイロードを使用してスキーマを生成する」をクリックします。
表示された小画面に必要事項を記述した以下のような値を入力し「完了」をクリックします。
{ "件名":"", "参加者":"", "開始日時":"", "終了日時":"", "説明":"" }
入力された値を元にした内容が「要求本文の JSON スキーマ」に出力されます。
「新しいステップ」をクリックします。
「Office 365 Outlook」をクリックします。
「イベントの作成(V4)」をクリックします。
「詳細オプションを表示する」をクリックします。
予定表ID・件名・開始時刻・終了時刻・タイムゾーン・必須出席者・本文をそれぞれ設定します。
●予定表ID
ドロップダウンから「予定表」を選択します。
●件名
「件名」にカーソルをあわせた状態で「動的なコンテンツ」内の「件名」をクリックします。
「件名」がセットされます。
●開始時刻
「件名」と同様に「動的コンテンツ」内の「開始日時」をクリックします。
「開始日時」がセットされます。
●終了時刻
「件名」と同様に「動的コンテンツ」内の「終了日時」をクリックします。
「終了日時」がセットされます。
●タイムゾーン
ドロップダウンから「(UTC +09:00 Osaka, Sapporo, Tokyo)」を選択します。
タイムゾーンがセットされます。
●必須出席者
「必須出席者」にカーソルをあわせた状態で「式」をクリックすると式入力画面が表示されるので、
「replace(triggerBody()?['参加者'], ',', ';')」を入力して「OK」をクリックします。
「必須出席者」に式がセットされます。
●本文
「本文」にカーソルをあわせた状態で「動的なコンテンツ」内の「説明」をクリックします。
本文に「説明」がセットされます。
すべての項目に対して、出力項目を選択後「保存」をクリックします。
「HTTP 要求の受信時」をクリックし、「HTTP POST の URL」に表示されたURLをコピーします。
このURLは後で使用するので、テキストエディタ等に控えておきます。
Gluegent Flowの自動処理追加設定を行う
続いて、Outlookのイベントへ出力したい入力フォームを設定した Gluegent Flow のモデルを用意します。このモデルで作成された入力内容を自動処理によってOutlookのカレンダーに登録します。
Gluegent Flowへアクセスし、モデル編集画面を開きます。
カレンダーとしての入力内容が設定されているモデルを用意します。
任意の経路の任意の処理に自動処理を追加します。
今回は例として「確認」経路の「確認」ボタンに自動処理を追加します。
「外部システム実行」を選択します。
以下の設定を行います。
●自動処理の名前
任意の名前を入力
●URL
「Power Automate の準備」の手順でコピーした URL を入力
●HTTPメソッド
「POST」を選択
●コンテンツ種類
「application/json」を選択
●リクエスト
送信内容を JSON 形式で記述 ※プレースホルダー可
(入力例)
{
"件名":"${件名}",
"休暇区分":"${休暇区分}",
"参加者":"${参加者.mail}",
"開始日時":"${開始日付} ${開始時刻}",
"終了日時":"${終了日付} ${終了時刻}",
"説明":"${説明}"
}
「OK」をクリックします。
「保存」をクリックして、モデルを保存します。
情報:
複数行テキストなど改行文字を含む入力フォームを利用する場合は改行文字をエスケープするカスタムラベルをご利用ください。
検証を行う
「Gluegent Flowの自動処理追加設定を行う」の手順で保存したモデルを使って実際にタスクを作成します。入力内容が Outlookのカレンダーに登録されることを確認します。
Gluegent Flow で申請を行います。
今回の例では「確認」経路の「確認」クリック時に Outlookカレンダー へ登録を行います。
Outlookカレンダーに Gluegent Flow で申請した内容が登録されていることを確認します。
※本記事の画面キャプチャーおよび動画の内容は2024 年 5 月時点のものです。