1. はじめに
Gluegent Flow をご利用いただくためには、Microsoft 365 へのインストールが必要です。
このマニュアルの手順に従い、インストールを行ってください。
インストール作業は Microsoft 365 のグローバル管理権限を持つユーザー 1 名のみで行っていただきます。
本マニュアルの対象者
弊社または弊社パートナーより Glugent Flow をご契約いただいたお客様
Gluegent Flow のご導入を検討中のお客様
Microsoft 365 の管理者様
導入を検討しているお客様:
試用版の Gluegent Flow をご利用いただけます。
本マニュアルに従ってインストールを実施すると、30日間、最大 5 名まで利用可能です。
ご試用いただき、導入するとご判断いただいた際は、弊社営業担当者までご依頼ください。
既にご契約いただいているお客様:
インストール後、弊社によるライセンス数変更作業を行います。
2. インストールの前に
インストールを行う前に、以下の項目についてご確認ください。ご確認いただけない場合、正常にインストールを完了できない場合があります。
ブラウザのキャッシュクリア
インストール作業に使用するブラウザに不要なキャッシュが残っている場合、想定と異なる Microsoft 365 に Gluegent Flow をインストールしてしまう危険性があります。
ブラウザごとのキャッシュクリア方法は以下の記事を参照してください。
キャッシュと Cookie の消去
キャッシュを全てクリアすると、ログイン情報等も含めて消去されますので、改めて Microsoft 365 へのログインを行ってください。
既定のドメイン変更
Microsoft 365 では新しく作成したドメインが自動的に「既定のドメイン」となります。インストールを行う前に、Microsoft 365 の初期ドメインの「xxxx.onmicrosoft.com」を「既定のドメイン」に変更してください。
1. 管理センターで、 [設定] > [ドメイン] ページの順に移動します。
2. [ ドメイン ] ページで、Microsoft 365 の初期ドメイン「xxx.onmicrosoft.com」を選択します。
3. [ 既定に設定 ] をクリックします。
詳細は、Microsoft 365 のヘルプ記事をご参照ください。
情報:
- Gluegent Flow では「xxxx.onmicrosoft.com」でのインストールを推奨していますが、既定のドメインを変更したくない場合は、独自ドメインでインストールしていただいても問題ありません。
特に、インストールのためだけ既定のドメインを「xxxx.onmicrosoft.com」に変更し、インストール後に戻すことは避けてください。 - 既定のドメインを変更することで、配信不能通知(NDR)の送信元が xxxx.onmicrosoft.com になりますが、これは、Set-TransportConfig コマンドの、ExternalPostmasterAddress のパラメーターで変更可能です。
Set-TransportConfig
配布リストまたはメールが有効なセキュリティグループの作成
Gluegent Flow はグループからユーザー情報を取り込みます。
Microsoft 365 の管理画面の「グループ」にて下記種類のいずれかに該当する任意のグループを作成してください。
- 配布リスト
- メールが有効なセキュリティグループ
詳細は、Microsoft 365 のヘルプ記事をご参照ください。
Microsoft 365管理センターにアクセスします。
「チームとグループ」>「アクティブなチームとグループ」をクリックします。
「グループの追加」をクリックします。
「配布」または「メールが有効なセキュリティ」のどちらかを選択し、「次へ」をクリックします。
グループの名前を記入し、「次へ」をクリックします。
「所有者の割り当て」をクリックします。
所有者にチェックを入れ、「Add」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「メンバーの追加」をクリックします。
メンバーにチェックを入れ、「Add」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
グループのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
「グループを作成」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
3. Gluegent Flow のインストール
Gluegent Flowのインストールは、全て Microsoft 365 にログインした上で行ってください。
Microsoft 365 にアクセスします。
Microsoft 365の既定のドメインのグローバル管理者のメールアドレス・パスワードを入力し、ログインします。
続いてこちらのURLにアクセスし、インストールを開始します。
https://gluegent-workflow.appspot.com/
ドメイン認証画面に遷移しますので、「Microsoftアカウントでサインイン」をクリックします。
情報:
クリック後にエラーが表示される場合があります。これはインストール直後は管理者アカウントへのアクセス権限認可が有効になっていないために発生しています。数分経過後に再度アクセスしてください。
下記の画面に遷移しますので「組織の代理として同意する」のチェックをオンにして、「承諾」をクリックします。
4. 初期設定
以下の画面に遷移します。
「次へ」をクリックします。
ログイン中の管理者ユーザーの名前をクリックします。
「承諾」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
ご担当者様情報を入力し、「ご担当者様情報を登録する」をクリックします。
情報:
- 前の画面で承認後、この画面に遷移せずエラーになる場合があります。その場合はしばらく時間を置いて再度「https://gluegent-workflow.appspot.com/」にアクセスしてください。(数時間〜1 日程度)
- 「個人情報保護方針」の内容はこちらをご参照ください。
ルートグループを設定します。
ルートグループの選択肢には Microsoft 365 で作成したグループが格納されています。このうちの任意のグループを 1 つを選択します。ルート1 は必須、ルート2 以降は任意です。
ルートグループを選択し、「登録」をクリックします。
これらの項目は設定画面にて変更可能です。
情報:
Microsoft 365 に配布リストまたはセキュリティグループが 1 つも登録されていない場合、以下のメッセージが表示されます。
「インストールの前に」で紹介した方法を参考に任意のグループを作成してください。
グループ作成後に同画面にてブラウザの「更新」を実行すると次の画面に遷移します。
既に画面を閉じた場合は再度 https://gluegent-workflow.appspot.com/ にアクセスしてください。
以下のメッセージが表示されます。完了までしばらくそのままでお待ちください。
情報:
組織情報の取得中にこの画面を閉じても問題はありません。
続けて作業を実施する際は https://gluegent-workflow.appspot.com にアクセスしてください。
「アプリケーションを開始する」をクリックします。
Gluegent Flow に遷移します。
これで初期設定は完了です。
設定したルートグループは、 Gluegent Flow 画面右上のギアアイコン>「ドメインの設定」より変更が可能です。
情報:
Gluegent Flow と Microsoft 365 の契約ライセンス数が異なる場合は、利用ユーザーの管理を行ってください。
→利用可能ユーザーの管理について
インストールが完了したら、早速使ってみましょう。
※本記事の画面キャプチャーおよび動画の内容は2023 年 4 月時点のものです。