LINE WORKS 連携とは
Gluegent Flow は Google Workspace と連動し、申請者や経路の担当者などへメールで通知を行っております。LINE WORKS 連携ではメールではなく LINE WORKS へ通知を行います。本書は LINE WORKS への通知を行うための設定方法をご案内いたします。
連携設定の主な流れは以下の通りです。
-
オーダーシートの設定
オーダーシートで LINE WORKS のユーザー ID を指定し、グループキャッシュを実行する。 -
LINE WORKS の設定
LINE WORKS Developer Console で API キー等を発行する。 -
LINE WORKS 連携情報を Gluegent Flow へ登録
Gluegent Flow のドメイン設定画面で上記2の情報を設定・保存する。 -
通知設定 - 全般
LINE WORKS への通知内容をモデル毎に設定する。 -
通知設定 - 経路
LINE WORKS への通知内容を経路・処理毎に設定する。 -
通知の内容
LINE WORKS への通知内容を確認する。
通知されない場合はトークンの更新を行ってください。
注意:
Gluegent Flow との連携に関するサポート対象プランは下記とさせていただきます。
- ライト
- ベーシック
- プレミアム
情報:
この機能をご利用いただく場合は、ドメイン設定の追加機能で「LINE WORKS 通知」のチェックをオンにしてください。
→ドメインの設定画面
ステップ1:オーダーシートの設定
Gluegent Flow のユーザーと LINE WORKS のユーザー ID を連携するため、オーダーシートに LINE WORKS の情報を設定します。オーダーシートの作成・設定方法は以下の記事をご参照下さい。
作成したオーダーシートの任意の列の 1 行目に「<LINE>」と入力します。「<」「>」は半角文字で入力してください。
下の行には email に入力した Google Workspace / Microsoft 365 ユーザー ID に対応する LINE WORKS のユーザー ID を入力します。
Gluegent Flow のシステムユーザーに設定されているユーザーに対して LINE WORKS の管理者を割り当てるように設定してください。
グループキャッシュの更新処理後にオーダーシートの情報が Gluegent Flow に読み込まれます。グループキャッシュの更新を待ちます。(手動同期が有効になっている場合は、「グループキャッシュ更新実行」をクリックしてください。)
情報:
Gluegent Flow Plus をご契約のお客様の場合は、オーダーシートに以下のデータを追記してください。
email列:flowsystem@<ドメイン>
<LINE>列:LINE WORKSの管理者
ステップ2:LINE WORKS の設定
下記のURLにアクセスします。
https://developers.worksmobile.com/
「ログイン」をクリックして管理者権限を持つユーザーでログインします。
ログイン後に「Developer Console」をクリックします。
「LINE WORKS API サービス利用規約」の内容を確認します。チェック付与後、「利用する」をクリックします。(この操作は初回のみ行います)
「API 2.0」>「アプリの新規追加」をクリックします。
アプリ名を入力します。アプリ名は自由です。入力後、「追加」をクリックします。
アプリ情報が表示されます。「管理」をクリックします。
下記の Scope にチェックを入れ、「保存」をクリックします。
- bot
- security.external-browser
「OAuth Scopes」に追加された Scorpe が表示されます。「保存」をクリックします。
Client ID と Client Secret をコピーし、テキストエディタ等に控えておきます。(Gluegent Flow の設定項目で使用します)
「Service Account」の「発行」をクリックします。
確認ダイアログが表示された場合、「OK」をクリックします。
Service Account が発行されます。Service Account をコピーし、テキストエディタ等に控えておきます。(Gluegent Flow の設定項目で使用します)
「Private Key」の「発行 / 再発行」をクリックし、Private Keyをダウンロードします。
確認ダイアログが表示された場合、「OK」をクリックします。
画面左の Domain ID をコピーし、テキストエディタ等に控えておきます。(Gluegent Flow の設定項目で使用します)
ステップ3:LINE WORKS 連携情報を Gluegent Flow へ登録
「LINE WORKS の設定」での各種情報を Gluegent Flow に設定します。
重要:
本設定前に必ず「オーダーシートの設定」を実行してください。その作業が完了せずに次項の設定画面で「LINE と連携」ボタンをクリックするとエラーが発生します。
Gluegent Flow の画面右上のギアアイコンをクリックし「ドメインの設定」をクリックします。
画面下部の「LINE WORKS 連携設定」に前項で取得した各種情報を入力します。「LINEと連携」をクリックします。
- Client Secret
- 前項で取得した Client Secret を入力します。
- Service Account
- 前項で取得した Service Account を入力します。
- Private Key
- 前項でダウンロードした Private Key ファイルをテキストエディタ等で開き、入力されているデータを入力します。
- Domain ID
- 前項で取得した Domain ID を入力し、「Domain ID を追加」ボタンで登録します。
ステップ4:通知設定 - 全般
LINE WORKS への通知内容は Gluegent Flow で定義するモデル毎に設定します。モデルのレベルと経路のでレベルで通知を有効にできます。通知内容はテキストメッセージ、リンク、スタンプの 3 種類に対してカスタマイズできます。
モデル編集画面の「全般」にて「通知設定」をクリックします。
処理完了通知(LINE)、処理依頼通知(LINE)、フォロー通知をそれぞれ設定します。ここで設定した内容はこのモデル全体に反映されます。
初期設定値としてテキストメッセージ、リンクメッセージ、スタンプが登録されています。
◯テキストメッセージ
◯リンクメッセージ
◯スタンプ
必要に応じて、編集・追加を行ってください。
◯通知方法
通知方法を LINE またはメールを指定します。
LINE WORKS 連携をご利用される場合、「LINE を利用する」のチェックをオンにしてください。
◯処理完了通知
申請や割り当てられた処理を実行したときに処理を実行したユーザーに対して通知されます。
◯処理依頼通知
経路に割り当てられたユーザーに対して通知されます。
経路の担当者がグループの場合は、通知されませんのでご注意ください。
◯フォロー通知
「処理ごとに通知」「完了時のみ通知」に設定されたユーザーに対して通知されます。「処理ごとに通知」は経路の処理が実行されるたびに通知されます。「完了時のみ通知」は最終経路(または確認経路の前)で処理された時に通知されます。対象者がグループの場合は、通知されませんのでご注意ください。またフォロー通知設定の「フォームの入力内容を含める」はメールの場合のみ有効となります。LINE WORKS 通知では設定しても反映しませんのでご注意ください。
ステップ5:通知設定 - 経路
「経路」にて任意の経路をクリックします。「処理完了通知(LINE)」「処理依頼通知(LINE)」をクリックします。
こちらの設定は、「全般」で行った通知設定に対して、経路/処理単位で個別に設定する際に使用します。
初期状態は「設定を引き継ぐ」が選択されています。「設定を引き継ぐ」は「全般」の設定に準拠します。「全般」で通知しない設定になっているときにこの経路/処理だけ通知する場合は「通知する」を選択します。通知する設定内容は基本的に同様です。「全般」で通知する設定になっているときにこの経路/処理だけ通知しない場合は「通知しない」を選択します。
重要:
全般の「LINEを利用する」のチェックをオフにした場合、ここでの設定は削除されます。再度「LINEを利用する」のチェックをオンにしても復元されません。
ステップ6:通知の内容
通知は「Flow Bot」から行われます。
◯処理依頼通知
◯処理完了通知/フォロー通知
催促通知
現在の経路の担当者に処理を促す機能として、「現在の処理者に催促」が用意されています。
Gluegent Flow の操作方法 - タスクの操作(現在の担当者に催促をする)
LINE WORKS との連携を有効にしている場合は、こちらのメッセージも LINE WORKS 用になります。
「現在の処理者に催促」をクリックします。
宛先とメッセージを確認し「OK」をクリックします。
メッセージを選択し、操作アイコンをクリックすると、初期設定されているテキストメッセージやリンクメッセージが確認できます。スタンプなども追加できます。
設定方法はステップ4と同様です。
通知が送信されなくなったら:トークンの更新
ステップ3 で連携情報を入力し、「LINEと連携」ボタンをクリックすると、「トークンの更新」ボタンをクリックできるようになります。
LINE WORKS への通知が送信されなくなったときは、ドメイン設定画面の「LINE WORKS連携設定」から「トークンの更新」ボタンをクリックし、通知が送信されるかご確認下さい。