LINE WORKS 連携とは
Gluegent Flow は Google Workspace と連動し、申請者や経路の担当者などへメールで通知を行っております。LINE WORKS 連携ではメールではなく LINE WORKS へ通知を行います。本書は LINE WORKS への通知を行うための設定方法をご案内いたします。
下記 1~4 の記事を順番に御覧ください。
連携設定の主な流れは以下の通りです。
- オーダーシートの設定
オーダーシートで LINE WORKS のユーザー ID を指定し、グループキャッシュを実行する。 - LINE WORKS の設定
LINE WORKS Developer Console で API キー等を発行する。 - LINE WORKS 連携情報を Gluegent Flow へ登録
Gluegent Flow のドメイン設定画面で上記2の情報を設定・保存する。 - 通知設定
LINE WORKS への通知内容をモデル毎に設定する。
重要:
LINE WORKS 連携は Gluegent Flow の追加機能として提供しております。ご利用いただくには別途お申し込みが必要となります。
注意:
Gluegent Flow との連携に関するサポート対象プランは下記とさせていただきます。
- ライト
- ベーシック
- プレミアム
ステップ1:オーダーシートの設定
Gluegent Flow のユーザーと LINE WORKS のユーザー ID を連携するため、オーダーシートに LINE WORKS の情報を設定します。オーダーシートの作成・設定方法は以下の記事をご参照下さい。
作成したオーダーシートの任意の列の 1 行目に「<LINE>」と入力します。「<」「>」は半角文字で入力してください。
下の行には email に入力した Google Workspace / Microsoft 365 ユーザー ID に対応する LINE WORKS のユーザー ID を入力します。
Gluegent Flow のシステムユーザーに設定されているユーザーに対して LINE WORKS の管理者を割り当てるように設定してください。
グループキャッシュの更新処理後にオーダーシートの情報が Gluegent Flow に読み込まれます。グループキャッシュの更新を待ちます。(手動同期が有効になっている場合は、「グループキャッシュ更新実行」をクリックしてください。)
ステップ2:LINE WORKS の設定
下記のURLにアクセスします。
https://developers.worksmobile.com/
「ログイン」をクリックして管理者権限を持つユーザーでログインします。
ログイン後に「Developer Console」をクリックします。
「LINE WORKS API サービス利用規約」の内容を確認します。チェック付与後、「利用する」をクリックします。(この操作は初回のみ行います)
「API」をクリックします。
API ID の「発行」をクリックします。
Key が発行されるので、テキストエディタ等に控えておきます。(Gluegent Flow の設定項目1で使用します)
Server API Consumer Keyの「発行」をクリックします。(Service ではなく Server です)
利用できる API の選択画面が表示されます。「すべて」のチェックをオンにします。(下の各チェックは自動的にチェックされます)
「次へ」をクリックします。
Token の有効期間、自動延長の有無の入力画面が表示されます。Tokenの有効期間は任意のものを選択します。また、Token の自動延長は「はい」を選択します。「保存」をクリックします。
Key が発行されるので、テキストエディタ等に控えておきます。(Gluegent Flow の設定項目2で使用します)
Server List (ID 登録タイプ)の「追加」をクリックします。(固定 IP タイプではなく ID 登録タイプです)
小画面が表示されますので、必要事項を入力し、「保存」をクリックします。
- サーバー名
- 「Gluegent Flow」などわかりやすい任意の値
- Keyの選択
- 上記で作成した Server API Consumer Key を選択
IDのコピーをクリックし、テキストエディタ等に控えておきます。また、認証キーの「ダウンロード」をクリックします。(Gluegent Flow の設定項目3,4で使用します)
画面左の Domain ID をコピーし、テキストエディタ等に控えておきます。(Gluegent Flow の設定項目5で使用します)
ステップ3:LINE WORKS 連携情報を Gluegent Flow へ登録
「LINE WORKS の設定」での各種情報を Gluegent Flow に設定します。
重要:
本設定前に必ず「オーダーシートの設定」を実行してください。その作業が完了せずに次項の設定画面で「LINE と連携」ボタンをクリックするとエラーが発生します。
Gluegent Flow の画面右上のギアアイコンをクリックし「ドメインの設定」をクリックします。
画面下部の「LINE WORKS 連携設定」に前項で取得した各種情報を入力します。「LINEと連携」をクリックします。
- API ID
- 前項で取得した API ID のキーを入力します。
- Server API Consumer Key
- 前項で取得した Server API Consumer Key のキーを入力します。
- Server ID
- 前項で取得した Server List (ID 登録タイプ)の ID を入力します。
- 認証キー
- 前項でダウンロードした Server List (ID 登録タイプ)の認証キーファイルをテキストエディタ等で開き、入力されているデータを入力します。
- Domain ID
- 前項で取得した Domain ID を入力し、「Domain ID を追加」ボタンで登録します。
ステップ4:通知設定 - 全般
LINE WORKS への通知内容は Gluegent Flow で定義するモデル毎に設定します。モデルのレベルと経路のでレベルで通知を有効にできます。通知内容はテキストメッセージ、リンク、スタンプの 3 種類に対してカスタマイズできます。
モデル編集画面の「全般」にて「通知設定」をクリックします。
処理完了通知(LINE)、処理依頼通知(LINE)、フォロー通知をそれぞれ設定します。ここで設定した内容はこのモデル全体に反映されます。
初期設定値としてテキストメッセージ、リンクメッセージ、スタンプが登録されています。
◯テキストメッセージ
◯リンクメッセージ
◯スタンプ
必要に応じて、編集・追加を行ってください。
◯通知方法
通知方法を LINE またはメールを指定します。
LINE WORKS 連携をご利用される場合、「LINE を利用する」のチェックをオンにしてください。
◯処理完了通知
申請や割り当てられた処理を実行したときに処理を実行したユーザーに対して通知されます。
◯処理依頼通知
経路に割り当てられたユーザーに対して通知されます。
経路の担当者がグループの場合は、通知されませんのでご注意ください。
◯フォロー通知
「処理ごとに通知」「完了時のみ通知」に設定されたユーザーに対して通知されます。「処理ごとに通知」は経路の処理が実行されるたびに通知されます。「完了時のみ通知」は最終経路(または確認経路の前)で処理された時に通知されます。対象者がグループの場合は、通知されませんのでご注意ください。またフォロー通知設定の「フォームの入力内容を含める」はメールの場合のみ有効となります。LINE WORKS 通知では設定しても反映しませんのでご注意ください。
ステップ5:通知設定 - 経路
「経路」にて任意の経路をクリックします。「処理完了通知(LINE)」「処理依頼通知(LINE)」をクリックします。
こちらの設定は、「全般」で行った通知設定に対して、経路/処理単位で個別に設定する際に使用します。
初期状態は「設定を引き継ぐ」が選択されています。「設定を引き継ぐ」は「全般」の設定に準拠します。「全般」で通知しない設定になっているときにこの経路/処理だけ通知する場合は「通知する」を選択します。通知する設定内容は基本的に同様です。「全般」で通知する設定になっているときにこの経路/処理だけ通知しない場合は「通知しない」を選択します。
ステップ6:通知の内容
通知は「Flow Bot」から行われます。
◯処理依頼通知
◯処理完了通知/フォロー通知
リンクメッセージで表示されたリンク(上図「タスク画面を表示」)をクリックした際に Safari で開くことを希望される場合はワークスモバイルジャパン社へご依頼ください。