自然言語で指示した内容に基づき、入力チェックやボタン表示切替で使用したいスクリプト(JavaScriptベース)を自動生成する機能です。
プログラムの作成経験がなければうまく組み込むことが難しかった表示制御や条件分岐を、経験を問わず柔軟にカスタマイズ可能になります。
注意:
ユーザーアシスト機能は生成 AI を使用してご提供します。下記をご参照ください。
→【ユーザーアシスト】
情報:
2024 年 12 月よりスクリプト自動生成の UI をタブ形式からダイアログ形式に刷新しました。
これにより、入力チェックから起動したダイアログを開いたまま、入力フォーム一覧を確認しながら指示文を記入する等の操作が可能となりました。
スクリプト自動生成機能を使用するには、ドメイン設定の追加機能から「スクリプト自動生成」を有効化してください。
→ドメインの設定画面
スクリプト自動生成機能を利用できるスクリプト設定箇所は以下の通りです。
- 経路
-
ボタン表示切替
- 有効・無効を切り替える
- 表示・非表示を切り替える
-
ボタン表示切替
- 入力フォーム
- 入力チェック
各機能についての詳細は各ページをご参照ください。
情報:
2024 年 12 月より入力フォームの「カスタムラベル」でもスクリプト自動生成機能をご利用いただけるようになりました。
入力フォームの「計算式」、入力チェックの「経路設定」については未対応です。今しばらくお待ちください。
使用方法
基本的な使用方法は各機能共通です。例としてボタン表示切替でスクリプト自動生成機能を使用する方法を説明します。
ボタン表示切替の場合
モデル編集画面を開き、設定したい経路の「ボタン表示切替」を開きます。
ここでは「有効・無効を切り替える」をクリックします。
スクリプト自動生成機能が有効になっている場合、「スクリプト自動生成」が表示されます。
「スクリプト自動生成」をクリックします。
スクリプトの条件を記入するダイアログが表示されます。
スクリプト自動生成ダイアログは、ヘッダー部分をドラッグ操作することで移動可能です。
ダイアログ上部にマウスカーソルを当て、長押ししながらダイアログを動かすとダイアログの位置を移動できます。
ボタンを有効・無効にする条件を入力し、「生成」ボタンをクリックします。
ダイアログの下段に生成されたスクリプトが表示されます。
「スクリプト生成結果」の右にあるコピーアイコンをクリックすると、生成されたスクリプトをコピーします。
スクリプト設定欄へコピーしたスクリプトを入力して設定してください。
「閉じる」ボタンをクリックするとダイアログを閉じます。
「表示・非表示を切り替える」場合も使用方法は同様です。
ボタン表示・非表示を切り替える条件を入力してスクリプトを生成します。
注意:
生成条件を入力する際、ダイアログが生成対象としている機能に適合しない条件を入力すると、想定外の挙動をする場合があります。
スクリプト生成対象としたい機能がダイアログ上部に表示されていることをご確認の上、スクリプト生成機能をご利用ください。
たとえば、項目表示制御のスクリプトを生成するダイアログに対し、「もし~~ならばエラーを出す」といった、カスタムバリデーションのスクリプトを生成するための表現で条件を入力した場合、思う結果が得られなかったり、エラーメッセージが表示される場合があります。
スクリプト自動生成 実行例
例:ボタン表示切替でボタンの有効・無効を切り替える場合
入力条件
もし金額が10万以上ならば、有効にする。
スクリプト生成結果
if (${金額} >= 100000) {
return true;
} else {
return false;
}
プレビュー画面
金額が10万以上の場合(ボタン有効化)
金額が10万未満の場合(ボタン無効化)
カスタムラベルの場合
使用方法はボタン表示切替のスクリプト自動生成と同様です。
モデル編集画面「入力フォーム」からカスタムラベルを追加します。
スクリプト自動生成機能が有効になっている場合、個別設定で「スクリプト自動生成」が表示されます。
「スクリプト自動生成」をクリックすると、カスタムラベルに用いるスクリプトを自動生成する「カスタムラベル」ダイアログが表示されます。
カスタムラベルのスクリプトとして生成したいコードの条件を入力し、「生成」ボタンをクリックするとスクリプトを自動生成します。
コピーアイコンをクリックしてスクリプトをコピーし、スクリプト設定欄へ設定してください。
カスタムバリデーションの場合
使用方法はボタン表示切替のスクリプト自動生成と同様です。
モデル編集画面「入力チェック」からカスタムバリデーションを追加します。
スクリプト自動生成機能が有効になっている場合、個別設定で「スクリプト自動生成」が表示されます。
「スクリプト自動生成」をクリックすると、カスタムバリデーションに用いるスクリプトを自動生成する「カスタムバリデーション」ダイアログが表示されます。
カスタムバリデーションでエラーを表示したい条件を入力し、「生成」ボタンをクリックするとスクリプトを自動生成します。
コピーアイコンをクリックしてスクリプトをコピーし、スクリプト設定欄へ設定してください。
項目表示制御の場合
使用方法はボタン表示切替のスクリプト自動生成と同様です。
モデル編集画面「入力チェック」から項目表示制御を追加します。
スクリプト自動生成機能が有効になっている場合、「スクリプト自動生成」が表示されます。
「スクリプト自動生成」をクリックすると、項目表示制御に用いるスクリプトを自動生成する「項目表示制御」ダイアログが表示されます。
入力フォームを非表示にする条件を入力し、「生成」ボタンをクリックするとスクリプトを自動生成します。
コピーアイコンをクリックしてスクリプトをコピーし、スクリプト設定欄へ設定してください。
この機能は生成 AI を利用してスクリプトを生成するため、入力された条件に合わないスクリプトが生成される場合があります。
プレビュー機能や試験運用にてスクリプトの挙動を検証し、生成されたスクリプトが意図したものであるか妥当性を確認いただくことをおすすめします。
入力する条件文が下記に該当する場合、意図した生成結果とならないことがあります。
- 不完全な文章
- 生成条件に入力した文章表現が、スクリプト生成対象としている機能の挙動に沿っていない
- 生成対象としたい機能名がスクリプト生成ダイアログのヘッダー部分に表示されていることを確認の上、生成を実行してください
- 主語にあたる入力フォーム名やボタン名が指示文章の先頭ではなく文中に位置している
- 文頭に対象入力フォーム名やボタン名を記載すると、想定通りの結果となりやすい傾向があります
- 文字コードの正規表現を用いた判定
- 例:「半角カタカナ以外」など
生成結果が意図したものではない場合、条件指定時の指示文を詳細に記載することで、生成結果の精度が向上する可能性があります。
例:入力フォーム「氏名ふりがな」の中に半角カタカナを含む場合、エラーとするカスタムバリデーション
「氏名ふりがな」に半角カタカナ文字を含む場合、エラーにしてください。 半角カタカナの判定には下記正規表現を用いてください。 -半角カタカナを判定する正規表現 --[ヲ-゚]生成されたスクリプト:
if (String(${氏名ふりがな}).match(/[ヲ-゚ー]/)) {
return false;
} else {
return true;
}
スクリプト自動生成時、画面左上に「予期せぬエラーが発生しました。サポートにお問い合わせください。[ME-1025]」メッセージが表示され、調査を希望する場合は、入力した条件・指示文の情報と併せて弊社サポートへお知らせください。