弊社 Windows 10 環境において Outlook クライアントと Office アドオン「共有アドレス帳」との連携確認を調査したところ、同一 Outlook クライアントバージョンでも OS バージョンが新しいと下記事象が発生することを確認いたしました。
【発生事象】
- Office アドオンエリアの共有アドレス帳認証ボタンから認証処理実行後、認証セッションが引き継げない。
- 共有アドレス帳を開くボタンを押下しても、スピン表示のままとなり、グループブラウザが表示できない。
【Windows 10 バージョン毎の動作結果】
1. 動作可能
バージョン 1809 (10.0.17763 ビルド 17763)
2. 動作不可
バージョン 1903 (10.0.18362 ビルド 18362)
バージョン 1909 (10.0.18363 ビルド 18363)
※OS バージョン情報は、スタートメニュー>設定>システムを選択し、左ペインでバージョン情報を選択することでご確認いただけます。
なお、2019 年 11 月から配信が開始された「Windows 10 November 2019 Update」を適用すると、WIndows 10 のバージョンは「1909」となります。
Windows 10 環境ではこのアップデートがドライブファイルのコピー自動処理適用されることが一般的であり、その環境下では上記のような問題が発生するものと考えられます。
現時点では本件の原因特定まで至っておりませんが、Windows Update による影響で何らかの仕様変更が発生したものと考えております。