ここでは「経路」の各設定のうち、「担当者設定」について説明します。
各経路の担当者を設定します。この設定は最初の経路では表示されません。
担当者設定
担当者
詳細設定
ロール設定
すべての階層のロールが対象
直属の階層のロールだけが対象
担当者設定
「担当者設定」をクリックすると以降の設定項目の表示/非表示が切り替わります。
担当者
この経路で処理を実行するユーザー・グループを予め設定します。
「作成者を追加」をクリックすると、この経路ではタスク作成者が担当者となります。
「対象者を追加」をクリックすると、グループ選択パネルが表示されます。必要なグループやメンバーを選択し「OK」をクリックします。
グループ選択パネルで選択されたユーザー・グループがこの経路の担当者として設定されます。
作成者・ユーザー・グループは複数選択できます。
重要:
- ロールの設定を行っている場合、ロールに該当するユーザーが存在しない場合にのみ「担当者」の設定が適用されます。
- 一度ロールの設定が適用された後は、担当者が上書きされることはありません。
例:初期表示時、ロールにより担当者が割り当てらられる。
所属グループの変更によりロールに該当するメンバーがいない。
このような場合は、担当者設定で設定したユーザー・グループは経路の担当者に割り当てられす、担当者が未設定になります。
詳細設定
担当者の指定に関する設定を行います。
「ユーザによる担当者の変更を許可する」
ユーザーがこの経路の担当者を任意に変更できます。
上記の「担当者」や「ロール設定」で担当者を設定していた場合は、担当者が初期値として表示されますが、追加・変更・削除が可能です。
情報:
経路の担当者の変更はこの経路の前まで行えます。この経路や後の経路では変更できません。
「許可しない」
ユーザーはこの経路の担当者を変更できません。上記の「担当者」や「ロール設定」で担当者を設定していた場合は、担当者が初期ととして表示され、変更できません。
「指定可能な担当者を制限する」
ユーザーによるこの経路の担当者の設定を、指定したグループ・メンバーに制限できます。
例えば、この経路で処理できるユーザーはルートグループから辿るのではなく、特定のグループに所属しているユーザーに限定したい場合にこのチェックをオンにし、対象のグループを選択します。そうするとユーザーが経路の担当者を設定するときにグループ選択パネルの一番左側はルートグループではなく選択したグループ・ユーザーが表示されます。
情報:
このチェックは「ユーザーによる担当者の変更を許可する」のチェックをオンにした時のみ使用できます。
このチェックをオンにした場合、検索やマイグループ、最近選択したグループは表示されません。
「指定したグループのメンバーのみ指定可能」
ここで選択したグループ自体は経路の担当者として選択できません。この経路で処理できるユーザーは特定のグループのメンバーではあるが、グループ自体を選択させたくない場合に選択します。
グループA・・・・・・選択不可
├グループB・・・・選択可能
│└ユーザー1・・選択可能
└ユーザー2・・・・選択可能
「指定したグループも指定可能」
ここで選択したグループ自体を経路の担当者として選択できます。
グループA・・・・・・選択可能
├グループB・・・・選択可能
│└ユーザー1・・選択可能
└ユーザー2・・・・選択可能
ロール設定
経路の担当者をユーザーやグループで直接指定するのではなく、課長や部長、マネージャーなどの肩書き、上長といった立場で指定する場合、「ロール」を利用します。
ロール自体は事前に登録しておく必要があります。詳細は「ロールの作成」を参照してください。
ロールを設定した場合、ユーザーが作成を行う際に作成者の所属グループからロールの判定を行い、該当するロールのユーザーを経路の担当者として表示します。該当するユーザーが存在しない場合は、担当者が設定されない状態で表示されます。
重要:
「担当者」の設定は、ロールに該当するユーザーが存在しない場合にのみ適用されます。
情報:
「すべての階層のロールが対象」「直属の階層のロールだけが対象」で選択できるロールの表示順は順不同です。
すべての階層のロールが対象
ユーザーがタスクを作成するタイミングで、指定されたロールに該当する全てのユーザーが担当者として割り当てられます。
ユーザーが所属するグループからルートグループに向けてロールの検索を行い、該当するロールのユーザー全員を経路の担当者として設定します。
複数のロールを指定できますが、担当者として割り当てられるのは 1 つのロールのみです。例えば、課長・部長と設定されていた場合、作成者に対する課長に該当するユーザーがいた場合は担当者としてそのユーザーが割り当てられます。課長に該当するユーザーがいない場合は部長に該当するユーザーを担当者として割り当てます。
該当するユーザーが存在しない場合は、担当者が設定されない状態で表示されます。
直属の階層のロールだけが対象
ユーザーがタスクを作成するタイミングで、ユーザーの所属グループからルートグループに向けてロールの検索を行い、最初に見つかったユーザーが担当者として割り当てられます。
例えば「上長」というロールを各階層に設定しておくことで、常に直属の上長のみが担当者として割り当たる設定となります。
重要:
上の例のようにロールに該当するユーザーが申請した場合、自分を除く検索ができません。そういうユーザーが作成する可能性がある場合はこの設定は使用できません。
「すべての階層のロールが対象」との違い
「すべての階層のロールが対象」を選択し、「上長」ロールを指定した場合は、ユーザーが所属するグループからルートグループに向けてロールの検索を行い、該当するロールのユーザー全員を経路の担当者として設定します。
下記の図のようにAさんが申請した場合、営業1課・営業部・全社それぞれの「上長」ロールが設定されたユーザーがすべて担当者になります。