モデルのアクセス制限の設定をカテゴリ単位に行います。アクセス制限には、タスク作成時にアクセスを制限する「作成アクセス制限」とモデル一覧でアクセスを制限する「管理機能アクセス制限」の2種類があります。
作成アクセス制限について
ユーザー・グループ毎に作成可能なモデルを制限できます。例えば、「稟議書」というカテゴリを作り、「対象のみ表示」を選択し、「稟議」グループを選択します。ユーザーが「作成」をクリックした時、「稟議書」カテゴリは「稟議」グループのメンバーにのみ表示されます。このグループに所属しないユーザーには「稟議書」カテゴリが表示されません。
また、「対象は非表示」を選択し、「稟議」グループを選択した場合は、このグループに所属しているメンバーには「稟議書」カテゴリが表示されません。
承認・決裁など後続の経路で処理を行うユーザーは制限されません。ここで制限されるのは作成時のみです。
この設定はカテゴリの表示・非表示を切り替えるだけなので、制限されたユーザーでもモデルのURLに直接アクセスすることは可能です。Google サイト等にモデルの URL を記述している場合はご注意ください。
作成アクセス制限使用例
以下は、営業部グループに所属するユーザーのみが使用できるカテゴリを作成する例です。
作成アクセス制限で「対象のみ表示」を選択し、対象者として「営業部」グループを選択します。
カテゴリを作成後、モデル編集画面にてこのカテゴリを選択します。
「営業部」グループに所属する管理者権限を持たないユーザーでログインします。「作成」をクリックすると対象のカテゴリが表示されます。「営業部」グループに所属していないユーザーは対象のカテゴリが表示されません。
作成したカテゴリにモデルが一つもない場合は表示されません。
「対象は非表示」の場合は、指定されたグループに所属するユーザーはカテゴリが表示されません。
管理機能アクセス制限について
管理者権限がない一般ユーザーにモデルの編集を行う権限をカテゴリ単位で付与できます。例えば「営業経費」というモデルは、営業部メンバーであれば編集可能にするといった設定が行えます。
管理機能アクセス制限使用例
以下は、営業部グループに所属するユーザーのみが編集できるカテゴリを作成する例です。
管理機能アクセス制限で「対象のみ表示」を選択し、対象者として「営業部」グループを選択します。
カテゴリを作成後、モデル編集画面にてこのカテゴリを選択します。
「営業部」グループに所属する管理権限を持たないユーザーでログインします。画面右上のギアアイコンをクリックし、「設定」をクリックします。
「モデル管理」>「モデル一覧」をクリックすると、対象のカテゴリとそのカテゴリに割り当てられたモデルが表示されます。表示された各モデルは、管理権限がないユーザーでも編集が可能です。
「新規作成」をクリックした場合、管理権限があるカテゴリのみ表示されます。
カテゴリをチェックせずに保存した場合、エラーが表示されます。
管理権限がないユーザーの場合、モデルの作成はできません。