ここでは、Gluegent Flow で用意されているプレースホルダーを紹介しています。
入力フォームのプレースホルダー
予め用意されているプレースホルダー
印影用のプレースホルダー
催促テンプレートで使用できるプレースホルダー
入力フォームのプレースホルダー
モデル編集画面のフォームレイアウトなどで、デフォルトのレイアウトの代わりに独自のレイアウトを作成する場合、「入力フォーム」で作成した各フォームを画面上の好きな場所に配置する際にプレースホルダーを使用します。
また、入力フォームの「カスタムラベル」や入力チェックの「カスタムバリデーション」や各種自動処理などで入力フォームに入力された値を参照する際にもプレースホルダーを使用します。
プレースホルダーを使用する時は ${xxx} のように ${ } で入力フォームの名前を囲みます。
例:${テキスト1}
下記の図では「休暇区分」「開始日」「開始時刻」という入力フォームを作成し、フォームレイアウトで作成したレイアウトを使っています。
レイアウトで ${休暇区分}、${開始日}、${開始時刻} と入力された箇所は、作成した入力フォームの入力欄に置き換わります。
また、下記の図では入力フォームの「項目A」の値を参照し、入力内容により「項目B」の計算方法を変えています。「項目B」の計算結果を画面に表示します。
特定タイプ専用のプレースホルダー
親子リスト・親子テキスト・親子リスト(他項目連携)用
- 項目名.階層
- ドットの後ろに階層に対する数字を入れると、その数字の階層目の値が出力されます。
例:親子リスト「申請者情報」の項目が「名前」「部署」「社員番号」だった場合「顧客情報.2」は「部署」の値が出力される。 - デフォルトのレイアウトの場合
- HTMLレイアウトエディタ―で${入力フォーム名}で表記した場合
- →
- HTMLレイアウトエディタ―で${入力フォーム名.1}で表記した場合
- ${入力フォーム名}の場合と異なり、ヘッダー(名前・部署・社員番号)が表示されません。
- →
- ${入力フォーム名.1}の表記を使用する場合は、ヘッダーを自由に指定することができます。
- →
- 親子リストは縦一列で表示されますが、${入力フォーム名.1}の表記を使用することで、位置を自由に移動したり、不要な項目を非表示にできます。
- ↓
ドライブ用
- 項目名.name
- 「ドライブ」の入力フォームで指定されたファイル名
- 項目名.link
- 「ドライブ」で指定されたファイルのURLリンク
例:https://docs.google.com/a/〜
メンバー/グループ用
- 項目名.name
- 「メンバー/グループ」の入力フォームで指定されたユーザー・グループの氏名、名前
- 項目名.mail
- 「メンバー/グループ」で指定されたユーザー・グループのメールアドレス
注意:
入力フォーム名に { } (中括弧)を含む場合、プレースホルダーが正常に動作しません。
予め用意されているプレースホルダー
入力フォームのプレースホルダー以外にもプレースホルダーが予め用意されています。
これらのプレースホルダーは自動処理などで使用します。フォームレイアウトや処理完了通知・処理依頼通知でも使用可能ですが、スクリプトでは使用できません。
プレースホルダーを使用する時は ${xxx} のように ${ } でプレースホルダーの名前を囲みます。
下図の例では処理完了通知の件名をタスクの件名とタスク番号に置き換えています。
利用できるプレースホルダーは以下の通りです。
作成者の情報
タスク作成者、タスク作成時に画面右上で選択した所属グループの情報を取得するプレースホルダーです。
- 作成者
- タスク作成者のメールアドレス
- 例:${作成者}→user1@example.com
- 作成者名
- 作成者の名前
- 申請所属グループ
- 作成時に選択した所属グループのメールアドレス
- 申請所属グループ名
- 作成時に選択した所属グループ名
経路の担当者・処理者の情報
経路の担当者、経路で処理を行ったユーザーの情報を取得するプレースホルダーです。
- 対象経路の名称.担当者
- 経路に割り当てられたユーザーまたはグループのメールアドレス
例:承認待ち.担当者
- 対象経路の名称.担当者名
- 経路に割り当てられたユーザーまたはグループの名前
例:承認待ち.担当者名
- 対象経路の名称.処理者
- 「対象経路の名称」で指定した経路で処理を実行したユーザーのメールアドレス
例:承認待ち.処理者
- 対象経路の名称.処理者名
- 「対象経路の名称」で指定した経路で処理を実行したユーザーの名前
例:承認待ち.処理者名
- 対象経路の名称.処理名.処理者
- 「対象経路の名称」で指定した経路、「処理名」で指定した処理で処理を実行したユーザーのメールアドレス
例:承認待ち.承認.処理者
- 対象経路の名称.処理名.処理者名
- 「対象経路の名称」で指定した経路、「処理名」で指定した処理で処理を実行したユーザーの名前
例:承認待ち.承認.処理者名
注意:
「対象経路の名称」には実際の経路名を入力してください。「処理名」には実際の処理名を入力してください。例のように「承認待ち」経路に割り当てられた担当者の場合は「承認待ち.担当者」「承認待ち.担当者名」と入力します。
「承認待ち」経路で「承認」の処理を実行した担当者の場合は「承認待ち.承認.処理者」と入力します。
- 処理者
- 処理実行者のメールアドレス
- 処理者名
- 処理実行者の名前
情報:
経路名を指定しないので、直近の処理者情報が取得されます。後続処理者宛へ送信する処理依頼通知メール用テンプレートに利用しても出力できないため、その場合は直前処理者・直前処理者名を使用してください。
注意:
「処理者」「処理者名」は、対象の経路でスキップされた場合は、スキップ処理を実行したユーザーが出力されます。
例:「決裁待ち.処理者」の場合
申請→承認待ち→決裁待ちで、決裁待ちの経路がスキップされた場合は、承認待ちの処理者のメールアドレスとなります。
日時の情報
タスクの作成・処理日時の情報を取得するプレースホルダーです。
タイムゾーンの調整は行われません。
- 作成日時
- 作成日(yyyy/mm/dd hh:mm)
- 作成年月日
- 作成日(yyyy/mm/dd)
このほか、作成年月、作成年、作成月、作成日があります。それぞれ、yyyymm、yyyy、mm、ddのように取得されます。
- 処理日時
- 処理を実行した日(yyyy/mm/dd hh:mm)
- 処理年月日
- 処理を実行した日(yyyy/mm/dd)
このほか、処理年月、処理年、処理月、処理日があります。それぞれ、yyyymm、yyyy、mm、ddのように取得されます。
経路名を指定しないので、直近の処理日時が取得されます。後続処理者宛へ送信する処理依頼通知メール用テンプレートに利用しても出力できません。
- 対象経路の名称.処理日時
- 「対象経路の名称」で指定した経路で処理を実行した日時(yyyy/mm/dd hh:mm)
例:承認待ち.処理日時
- 対象経路の名称.処理年月日
- 「対象経路の名称」で指定した経路で処理を実行した日(yyyy/mm/dd)
例:承認待ち.処理年月日
- 対象経路の名称.処理名.処理日時
- 「対象経路の名称」で指定した経路、「処理名」で指定した処理で処理を実行した日時(yyyy/mm/dd hh:mm)
例:承認待ち.承認.処理日時
- 対象経路の名称.処理名.処理年月日
- 「対象経路の名称」で指定した経路、「処理名」で指定した処理で処理を実行した日(yyyy/mm/dd)
例:承認待ち.承認.処理年月日
このほか、処理年月、処理年、処理月、処理日があります。それぞれ、yyyymm、yyyy、mm、ddのように取得されます。
注意:
「対象経路の名称」には実際の経路名を入力してください。「処理名」には実際の処理名を入力してください。例のように「承認待ち」経路の処理日時の場合は「承認待ち.処理日時」と入力します。「承認待ち」経路で「承認」の処理を実行した処理日時の場合は「承認待ち.承認.処理日時」と入力します。
- 終了日時
- タスクの終了した日時(yyyy/mm/dd hh:mm)
- 終了年月日
- タスクの終了した日(yyyy/mm/dd)
このほか、終了年月、終了年、終了月、終了日があります。それぞれ、yyyymm、yyyy、mm、ddのように取得されます。
確認経路が設定されていた場合は、確認経路に到達した日時を取得します。
直前の経路の情報
本文で Google ドキュメント / HTMLレイアウトエディターを選択した処理依頼メールで前の経路の担当者を表現する時に使用します。
- 直前処理者
- 前の経路の処理実行者のメールアドレス
- 直前処理者名
- 前の経路の処理実行者の名前
- 直前システムコメント
- 前の経路のコメント
モデルの情報
モデルに関する情報を取得します。
- モデル名
- モデルの名前
- 例:経費精算申請
- カテゴリ
- モデルのカテゴリ
- 例:各種申請
- 処理名
- 実行した処理の名前
- 経路名
- 実行した経路の名前
- (処理依頼通知で使用した場合は、実行する経路の名前)
- 経路説明
- 実行した経路の説明
- (処理依頼通知で使用した場合は、実行する経路の説明)
- 例:申請内容に問題ないか確認して、処理を行ってください。
タスクの情報
タスクに関する情報を取得します。
- タスク番号
- 例:2012/09/13-00001
- 件名
- タスクの件名
「タスクタイトル更新自動処理」やユーザーによる件名の変更を行っていない場合はモデル名と同じ値が出力されます。 - 例:経費精算申請
タスク番号は含まれません。
- システムコメント
- コメント欄に入力された値
- 後続処理者宛へ送信する処理依頼通知メール用テンプレートに利用しても出力できないため、その場合は直前システムコメントを使用してください。
- 処理履歴
- 処理履歴
- 例:
-
------------------------[申請]
神谷町一郎
申請 (2024/01/01)
------------------------[承認待ち]
広尾要
承認 (2024/01/03)
確認しました。承認します。
- タスクへのリンク
- タスクの URL
- https:// から始まるタスクの URL を出力します。
-
情報:
HTMLレイアウトエディターを使ってメールの本文で使用する場合、リンクにならないことがあります。その場合はハイパーリンクをお使いください。
- タスクへのアンカー
- タスクのURL (ハイパーリンク)
- <a href="https://〜">申請[2012/09/13-00001]</a> のように HTML の A タグを出力します。
- 対象経路の名称.スキップ
- 「対象経路の名称」で指定した経路でスキップの有無をtrue / falseを返します
スキップされた場合はtrue、スキップされていない場合はfalseを返します
例:承認待ち.スキップ
注意:
「対象経路の名称」には実際の経路名を入力してください。例のように「承認待ち」経路の処理でスキップの有無を取得する場合は、「承認待ち.スキップ」と入力します。
- フォロワー(すべて)
- フォロワー「すべて」で指定されたメンバー・グループのメールアドレス
- 例:kamiyacho@example.com,ebisu@example.com
- フォロワー(完了時のみ)
- フォロワー「タスク完了時のみ」で指定されたメンバー・グループのメールアドレス
- 例:hiroo@example.com
- フォロワー
- フォロワー「すべて」および「タスク完了時のみ」で指定されたメールアドレス
- 例:kamiyacho@example.com,ebisu@example.com,hiroo@example.com
印影用のプレースホルダー
印刷設定・フォームレイアウトで Google ドキュメントまたは HTML レイアウトエディターを使用しているとき用の印影を表示するためのプレースホルダーです。
- 対象経路の名称.処理名.印1
- 「対象経路の名称」で指定した経路で処理を実行したユーザーの氏名が表示された印影
- 例:承認待ち.承認.印1
- 対象経路の名称.処理名.印2
- 処理を実行したユーザーの氏名が表示された印影1より直径が大きめ
- 例:承認待ち.承認.印2
- 対象経路の名称.処理名.印3
- 処理を実行した処理名と処理を実行したユーザーの氏名が表示された印影
- 例:承認待ち.承認.印3
- 対象経路の名称.処理名.印4
- 実行した処理名と処理を実行した日付、ユーザーの氏名が表示された印影
- 例:承認待ち.承認.印4
注意:
- 「対象経路の名称」には実際の経路名を入力してください。「処理名」には実際の処理名を入力してください。例のように「承認待ち」経路で「承認」の処理を実行したときの印影の場合は「承認待ち.承認.印1」のように入力します。
- 処理の種類が「次に進む(全)」「終了(全)」の場合、最後に処理した人のものだけが表示されます。
- スキップされた場合、印影は表示されません。
- 代理作成で作成された場合、申請時の印影は申請者ではなく、代理で作成を行ったユーザーの名前が表示されます。
- タスクデータ一覧による代理処理を行った場合、経路の担当者ではなく代理で処理を行ったユーザーの名前が表示されます。
- 印影に表示される名前は Google Workspace / Microsoft 365 / Gluegent Gate の氏名を使用します。オーダーシートの name 列に入力している場合は、こちらが優先されます。
- 「差し戻し」などの前に戻る処理を行った場合、これまでに行った各経路の処理に関する印影は残ります。
催促テンプレートで使用できるプレースホルダー
ドメインの設定>催促処理設定のテンプレートで使用できるプレースホルダーは一部のみ利用可能となっています。使用できるプレースホルダーは以下の通りです。
- 申請モデル名(「モデル名」と同じですが「モデル名」は使用できません)
- 件名
- タスク番号
- 作成者
- 作成者名
- タスクへのリンク
また、以下のプレースホルダーは催促テンプレートでのみ使用可能です。
- 申請者メールアドレス
- 催促アカウント名(催促を行うユーザーの名前)
- 催促アカウントメールアドレス(催促を行うユーザーのメールアドレス)