経路や入力フォームの情報を Google ドライブのスプレッドシートへ 1 行ずつ追加します。指定された処理が実行されるたびに行が追加され、データとして蓄積されます。「キーとする項目の名前」を指定すると、対象行が更新できます。
この自動処理は Google Workspace / SB Edition でご利用いただけます。
設定方法
- 自動処理の名前
-
この自動処理の名前を設定します。自動処理設定の「名前」欄に表示されます。
- ドライブ名
- 行追加対象のドライブ項目名を指定します。
- 入力フォームの項目を指定
入力フォームに追加したドライブ項目から選択します。
- 直接ドライブの項目を指定
対象をGoogleドライブから直接指定できます。虫めがねアイコンをクリックし対象項目を指定します。
- 入力フォームの項目を指定
-
注意:
- 「直接ドライブの項目を指定」を選択した場合、モデル作成・編集者が閲覧権限以上を持つスプレッドシートが選択できます。
ただし、自動処理実行時はモデル作成・編集者の権限でスプレッドシートを更新しますので、編集権限以上が必要です。 - 共有ドライブの場合は、自身が開いたことがないファイルは選択画面に表示されません。
- 「直接ドライブの項目を指定」を選択した場合、モデル作成・編集者が閲覧権限以上を持つスプレッドシートが選択できます。
- フォーム名の記号がハイフンに変換されている
- ヘッダ行に記述する入力フォーム名の記号をハイフン(-)に置き換えている場合、チェックを入れてください。
スプレッドシートのヘッダ行で記号をハイフンに置き換えない場合はチェックをオフにしてください。 -
注意:
2024 年 9 月 24 日のリリースにより、出力対象のフォーム名に記号を含む場合でもハイフン(-)置換が不要になりました。- 自動処理の新規作成時はチェックがオフになっています。ヘッダ行の記号をハイフンに置換した従来のスプレッドシートを使用する場合は、チェックをオンにしてください。
- 2024 年 9 月 24 日以前に設定された既存の自動処理ではオンになっています。
対象の記号はこちらをご参照ください。
- シートの名前
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行追加対象のシートの名前を指定します。未入力の場合は一番左のシートに追加されます。
プレースホルダーが使用できます。 -
注意:
シート名を直接指定する場合は、プレースホルダーを使用しないでください。
「シートA」→ ◯
「${シートA}」→ ✕
${シートA}と記述した場合、「シートA」という入力フォームの値と同じシートに出力するという意味になります。
- キーとする項目の名前
-
スプレッドシートのヘッダ行のうち、キーとしたいものをここに入力します。
その項目の値が合致した行を上書き更新します。合致した行がない場合は行追加を行います。未入力の場合は常に行追加を行います。
情報:
この自動処理はタスクの処理後に非同期で実行されます。
出力先のスプレッドシートの設定方法
行追加するスプレッドシートにヘッダ行を定義します。
1 行目はヘッダ行です。ヘッダ行は入力フォームの名前と同じ値を入力してください。
入力フォームの名前以外に使用できる値が用意されています。詳細は「プレースホルダー」をご参照ください。
ヘッダ行の並び順は入力フォームと一致している必要はありません。
注意:
2024 年 9 月 24 日のリリースにより、出力対象のフォーム名に記号を含む場合でも、ヘッダ行に記載する記号のハイフン(-)置換が不要になりました。
対象の記号はこちらをご参照ください。
自動処理実行後、定義したヘッダーに対応する列にデータが追加されます。
スプレッドシートを操作するのはモデル作成時のスプレッドシートのオーナーです。
→自動処理 - 自動処理の実行と権限について
スプレッドシートのオーナーを変更し、旧オーナーの編集権限を剥奪したり、旧オーナーのユーザーを削除した場合は、自動処理の実行が失敗します。その場合は出力対象のスプレッドシートの再設定を行うか、ドメインの設定画面で「ドライブへのアクセスの委譲設定」をご利用ください。
→ドメインの設定画面の説明
行追加の制約
出力できる行数や、セル数など自動処理側での制限はありません。スプレッドシート仕様に準拠します。
処理結果
自動処理が成功すると、指定したスプレッドシートにタスクの内容が行として追加されます。
(設定内容)
(タスクの内容)
(スプレッドシート行追加自動処理実行後)
動画
(設定方法)
(処理結果)
注意事項
- Gluegent Flowから共有ドライブをご利用するに当たり、制限事項があります。詳細は下記リンクからご確認ください。
共有ドライブに関する制限事項 - 経路名に全角数字が含まれる場合、経路の名前を使ったプレースホルダー(例:承認待ち1.担当者名)の値が出力されません。半角数字に置き換えてください。
- A1 のセルに関数を使用している場合、自動処理が正しく行われないことがあります。
自動処理結果で「Formulas are not supported.」というメッセージが出力されます。 - 出力対象のスプレッドシートに大量のデータがすでに含まれていると、処理実行までに時間がかかり自動処理の実行がエラーになる場合があります。その場合は、過去データを別のシートへ移してください。
- スプレッドシートへの出力はモデルの作成者もしくは更新者の権限で行われます。スプレッドシートにこのユーザーの権限が付与されていない場合、エラーとなります。
- 対象経路がスキップされた場合、出力されないプレースホルダーがあります。(例:対象経路の名称.処理名.処理年月日 など)
- 入力フォーム名と同じ名前の入力チェックがあった場合、正しく出力されない場合があります。
-
2024 年 9 月のリリースにより、出力対象のフォーム名に記号を含む場合でも、ハイフン(-)置換が不要になりました。
自動処理新規作成時、ヘッダ行の記号をハイフンに置換した従来のスプレッドシートを使用する場合は、設定項目の「フォーム名の記号がハイフンに変換されている」のチェックをオンにしてください。既存の自動処理ではオンになっています。- 従来、入力フォーム名に記号が使われている場合、ヘッダ行に記述する入力フォーム名の記号をハイフンに置き換えなければデータ出力されませんでした。
ハイフン置換の対象となっていた記号は以下の旧案内をご参照ください。
- 項目名に()などの記号が含まれる場合、正しく表示されませんので、-(ハイフン)に置き換えてください。
(例:開始日(1) → 開始日-1-)
使用可能な記号 [-々〇ゐゑゝゞヮヰヱヴヵヶーヽヾ一]
使用できない記号 [!"#$%&'()*+,./:;<=>?@[\¥]^_`{|}~§¨°±´¶×÷‐―‘’“”†‡‥…‰′″※℃№℡ÅⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦⅧⅨⅩⅰⅱⅲⅳⅴⅵⅶⅷⅸⅹ←↑→↓⇒⇔∀∂∃∇∈∋∑√∝∞∟∠∥∧∨∩∪∫∬∮∴∵∽≒≠≡≦≧≪]⊂⊃⊆⊇⊥⊿⌒①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳─━│┃┌┏┐┓└┗┘┛├┝┠┣┤┥┨┫┬┯┰┳┴┷┸┻┼┿╂╋■□▲△▼▽◆◇○◎●◯★☆♀♂♪♭♯ (全角スペース)、。〃〆〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〜〝〟ゔゕゖ゛゜㈱㈲㈹㊤㊥㊦㊧㊨㌃㌍㌔㌘㌢㌣㌦㌧㌫㌶㌻㍉㍊㍍㍑㍗㍻㍼㍽㍾㎎㎏㎜㎝㎞㎡㏄㏍!"#$%&'()*+,-./0:;<=>?@A[\]^_`{|}~¢£¬ ̄¦¥]・
および、半角・全角スペース - 項目名に全角数値が含まれる場合、ヘッダ行の項目名として使用できません。別の語を使用してください。
(例:変更理由1→変更理由1)
- 項目名に()などの記号が含まれる場合、正しく表示されませんので、-(ハイフン)に置き換えてください。
- 従来、入力フォーム名に記号が使われている場合、ヘッダ行に記述する入力フォーム名の記号をハイフンに置き換えなければデータ出力されませんでした。