Gluegent Flow ではタスクや印刷画面上に印影を表示できます。申請者や経路の処理者が印鑑を押したように表現できます。Gluegent Flow の導入前に紙で運用していたものに近づけることができます。
Google ドキュメント・HTMLレイアウトエディタ―を使用する
印影を表示するためには、Google ドキュメントまたはHTMLレイアウトエディタ―を使用します。
レイアウトの作成・設定方法はモデルのレイアウトを作成するをご参照ください。
印影用のプレースホルダーが用意されているので、レイアウト上にこれらのプレースホルダーを追加します。プレースホルダーの説明の「印影用のプレースホルダー」をご参照ください。
印影用の枠やタイトルを入力します。
印影用のプレースホルダーを記述します。経路名や処理名、印影の種類を組み合わせて記述します。
ここでは、申請・承認待ち・決裁待ちのそれぞれの経路で処理した時に印影を表示しています。
申請の経路のボタン名は「申請」なので ${申請.申請.印1} のように記述しています。
同様に、承認待ちの経路のボタン名は「承認」、決裁待ちの経路のボタン名は「決裁」なのでそれぞれ ${承認待ち.承認.印1}、${決裁待ち.決裁.印1} と記述しています。
印影の種類は 4 種類あります。
印1
丸に氏名
印2
丸に氏名(少し大きめ)
印3
処理名と氏名
印4
処理名、処理した日付と氏名
印影が表示されるタイミング
印影が表示されるのはそれぞれの経路の処理が実行された後です。
「申請」の印は申請者が申請後に表示されます。
申請前
申請後
印影を使用する際の注意点
差し戻しや却下などで印影は消されない
「差し戻し」「却下」「やり直し」「タスクの中止」など、前に戻ったり、タスクを中止するボタンをクリックした時、それまでの印影は削除されません。
例えば、上記の決裁者が「申請者へ差し戻し」をクリックした場合、「申請」経路に戻りますが、申請者・承認者の印影はそのまま残ります。
印影が表示されるのは「次に進む」「終了」のボタンのみ
印影が表示されるのは「次に進む」「次に進む(全)」「終了」「終了(全)」のボタンのみです。
条件分岐などで処理自体は進むが前の経路に戻るような運用を行う場合は印影は使用できません。
「次に進む(全)」「終了(全)」では全員の印影は表示されない
ボタンの種類が「次に進む(全)」「終了(全)」で経路に複数の担当者が設定されていた場合、この経路の印影は最後に処理した人のものだけが表示されます。
Aさん、Bさん、Cさんが担当者として設定されていた場合、Aさんが処理した時点で、Aさんの印影が表示されます。Bさんが処理するとAさんの印影からBさんの印影に入れ替わります。最終的に最後に処理を実行したCさんの陰影のみ表示されます。
「ドキュメント作成自動処理」で作成されたドキュメントには印影は表示されない
印影の表示対象はタスクの画面および印刷画面のみです。
「ドキュメント作成自動処理」で作成されたドキュメントには印影は表示されません。
印のプレースホルダーが記述された場所には何も表示されません。
「印4」の日付はドメインの設定画面のロケールに従う
「印4」で表示される日付の形式はドメインの設定画面の「フロー設定」>「ロケール」の設定に従います。
代理作成で作成された場合、代理で作成したユーザーの印影が表示される
代理作成で Aさんが、Bさんの代わりに申請した場合、申請者の印は Aさんのものが表示されます。
代理処理で処理された場合、代理で処理したユーザーの印影が表示される
タスクデータ一覧の代理処理で Aさんが、Bさんの代わりに処理した場合、対象の経路の印は Aさんのものが表示されます。