1. 作成したスプレッドシートがインポートで表示されません(Google Workspace)
2. スプレッドシートを変更しても変更内容が反映されません
3. インポート用スプレッドシート / CSV にロール以外の情報を入力できますか
4. タスクを作成したときに意図したロールが割り当たりません
5. 一般社員が申請したら課長、課長が申請したら部長、部長が承認したら社長が承認するモデルを作れますか
1. 作成したスプレッドシートがインポートで表示されません(Google Workspace)
ロール管理で「新規作成」横の「▼」をクリックし、「インポート」をクリックします。
表示された画面の選択肢に、作成したスプレッドシートが表示されない場合は以下をお試しください。
- スプレッドシートの形式が誤っていないかを確認する
- スプレッドシートは 1 シート目の 1 行目の各セルに「groupId」「managerId」「role」と記入されている必要があります。
- (groupId、managerId の I は大文字のアイ、role の l は小文字のエルです)
- スプレッドシートのインデックスが作成されていない
- Google ドライブ側でインデックスが作成されていないと、選択肢に反映されません。
- インデックスは対象のスプレッドシートを開き、更新することで作成されます。開いてしばらく操作してから再度確認してください。
- それでも表示されない場合は、スプレッドシートのファイル名に「groupId」「managerId」「role」を入力してください。表示されるようになったら、削除しても問題ありません。
2. スプレッドシートを変更しても変更内容が反映されません
ロール管理のインポートで「スプレッドシートからの読み込み」で作成されたロールは、元のスプレッドシートを変更しても自動で再読込は行われません。
スプレッドシートを変更した場合は再度「インポート」を実行してください。
または、「自動的にリフレッシュする」をオンにしてください。
3. インポート用スプレッドシート / CSV にロール以外の情報を入力できますか
例えば、氏名などのロール以外の情報をスプレッドシート / CSV に入力しても、インポートは可能です。インポート時には無視されます。
4. タスクを作成したときに意図したロールが割り当たりません
経路に「課長」ロールを指定しましたが、タスク作成時に「課長」が正しく割り当てられない場合は、申請者の所属グループと、組織ツリーと、作成したロールを確認してください。
ロールの検索方向は、タスク作成者の所属グループから、ルートグループまでさかのぼります。検索中に見つかったロールに該当するユーザーを経路の担当者に割り当てます。
ルートグループまでさかのぼり、ロールに該当するユーザーが存在しない場合は、担当者は割り当てられません。
確認1
タスク作成画面右上の「所属グループ」で意図しないグループが選択されていませんか?
ユーザーによっては兼務などにより複数のグループに所属していることがあります。
「所属グループ」での選択が正しくないため、意図したロールが割り当てられない可能性があります。正しいグループを選択してください。
→Gluegent Flow の操作方法 - タスクの操作(所属グループを選択する)
また、タスクを作成する都度選択する必要が無いよう、デフォルトグループとして予め選択するグループを設定できます。
→Gluegent Flow の操作方法 - ギアアイコン(デフォルトグループを設定する)
確認2
作成されたロールのグループがタスク作成したユーザーのグループからたどることができないということはありませんか?
ロールの設定時にグループの選択が誤っており、タスク作成者の所属グループから辿れない状況になっていることがあります。
特に、スプレッドシートや CSV でロールを作成した場合は、画面での設定とは異なり、対象グループに所属していないユーザーやグループをロールに割り当てられます。このため、本来営業部の部長として作成すべきロールを人事部の部長として作成してしまった場合、ロールに該当するユーザーが割り当てられません。
これらの例のように、タスク作成者の所属グループと組織ツリーとロールの設定を確認し、どこで間違っていたかを確認してください。
5. 一般社員が申請したら課長、課長が申請したら部長、部長が承認したら社長が承認するモデルを作れますか
以下の組織ツリー構造の場合、設定により実現可能です。
例えば、上長が承認したら終了するというモデルを作成したい場合は、以下のような方法で実現できます。
課長、部長、社長ロールを作成します。
モデル編集画面で以下の設定を行います。
課長承認経路を作成します。
実行可能な処理(ボタン)で、「承認」のボタンの種類を「終了」にします。
「スキップ」ボタンを作成します。ボタンの種類は「次に進む」にします。
ボタン表示切替で、スキップの設定を行います。
「表示・非表示を切り替える」を選択し、return false; を入力します。
担当者設定>ロール設定で「課長」を選択し、「+」をクリックします。
スキップ設定で「以下の場合、スキップを許可する」を選択します。
スキップ時の処理で「スキップ」を選択します。
同様に、部長承認経路を作成します。
実行可能な処理(ボタン)
ボタン表示切替
担当者設定
スキップ設定
社長承認経路を作成します。
実行可能な処理(ボタン)
担当者設定
スキップ設定
社長が申請した場合、社長が経路の担当者になりスキップすることになります。
この設定を行った場合「スキップを許可しない」を選択すると保存できません。
それぞれのユーザーが申請した時の挙動は以下の通りです。
Aさんが申請した場合
課長承認経路に課長が割り当てられます。部長・社長承認経路には部長・社長が割り当てられます。
課長承認により終了するため、部長、社長承認経路には進みません。
課長が申請した場合
課長承認経路には課長が割り当てられます。部長・社長承認経路には部長・社長が割り当てられます。
課長承認経路は申請者と同じユーザーのため、スキップのチェックが表示され、スキップがオンになります。
部長承認により終了するため、社長承認経路には進みません。
部長が申請した場合
課長承認経路には課長に該当するユーザーがいないため、担当者は割り当てられません。経路の担当者が設定されないため、スキップのチェックが表示され、スキップがオンになります。
部長・社長承認経路には部長・社長が割り当てられます。
部長承認経路は申請者と同じユーザーのため、スキップのチェックが表示され、スキップがオンになります。
社長承認経路には進みます。
社長が申請した場合
課長承認・部長承認経路には課長・部長に該当するユーザーがいないため、担当者は割り当てられません。経路の担当者が設定されないため、スキップのチェックが表示され、スキップがオンになります。
社長承認経路には社長が割り当てられます。申請者と同じユーザーのため、スキップのチェックが表示され、スキップがオンになります。
申請後、全ての経路がスキップされ、終了します。