ビジネス向け Google グループ のサービスを利用していると、各メンバーの配信ステータスの確認が可能となります。
▼配信エラーとは
グループ宛のメッセージを各メンバーに配信した際に何らかの理由でメンバーに送信できなかった場合は、該当メンバーの配信ステータスを「配信エラー(宛先不明)」の状態として記録する場合があります。「配信エラー(宛先不明)」の状態となっている場合、グループはそのメンバーへのメール配信を一時的に停止します。
▼返送されるエラーの種類
配信ステータスが「配信エラー」となっている時に送信者に返送されるエラーは 2 種類あります。
(1) 配信が完全に失敗していることを意味しているもの
実際に配信できておらず、完全に配信が失敗した旨のメッセージが送信者に返送されます。
(2) 配信できていない可能性があることを示唆しているもの
実際には配信できているものの、メールが送信できていない可能性がある旨のエラーメッセージが送信者に対して返送されます。
「配信エラー」のステータスはリアルタイムで変更されるわけではないため、実際には配信できているにもかかわらず、タイミングによっては「配信エラー」のステータスがクリアされていない状態となっている場合があります。この場合、送信者にエラーが返送されてしまう場合があるので、手動で配信エラーの解除を行ってください。
▼配信エラーの原因
配信エラーとなる原因としては、以下が考えられます。
・メンバーの Gmail メールボックスの容量が上限に達していた
・メンバーがモバイル端末にメールを転送しており、モバイル端末でメールが受信できていなかった
・何らかの原因で、メンバーが一時的にメールの受信ができない状態だった
▼配信エラーの解除
【自動で解除されるのを待つ】
Google のサーバーは定期的にアカウントの再開を試みますので、メールの送受信が可能な状態であれば、通常は一定期間経過後に自動で「配信エラー」のステータスはクリアされます。
【手動で解除する】
下記の方法で宛先不明の状態確認と手動解除が可能となる場合がございますので、ご活用ください。
- 配信エラー(宛先不明)となっているメンバー本人において、Gmail のアプリアイコンより「グループ」をクリックします。
※ グループの管理者やドメイン管理者が代理で解除することはできません。 - 画面右上のギアアイコンをクリックし「グローバル設定」をクリックします。
- グループのユーザー設定画面が表示されますので、「宛先不明のステータス」欄を確認し、表示されているリンクをクリックします。
※ 該当メンバーが「宛先不明」の状態ではない場合、「お使いのメールアドレスには現在、宛先不明のフラグは付いていません。」というメッセージが表示されます。 - 表示されたページで「宛先不明ステータスをリセット」をクリックします。
これにより、グループに次回メッセージが送信された際にご使用のメールアカウントでメッセージが返送されるかどうかを判定し、問題なく配信できた場合は「宛先不明」の状態はクリアされます。
当サポートは弊社より Google Workspace をご契約いただいたお客様へサポートを行っております。
ご契約いただいていない法人・個人様へのサポートには対応しておりません。