▼一般的なスパム判定
Gmail では迷惑メールの防止に努めており、以下のような場合は正当なメールでもスパムと判定され、ブロックされる場合がございます。
・疑わしいテキストやスパムのようなテキストがメッセージに含まれている
・送信元 IP に未承諾メールの送信履歴がある
・送信者の Google 社からの評価が低い
・CC / BCC で多数の送信先にメールを一括送信している
詳細は以下のヘルプ記事をご参照ください。
・Gmail でメッセージがブロックされる理由
・メールが返送または拒否される事象を解決する
メールがブロックされ、送信側にエラーが返送されてしまう場合は以下の対策をご検討ください。
(a) 受信側にて以下の対策を実施する
・Gmail で IP アドレスをホワイトリストに登録する
・迷惑メールフィルタ設定のカスタマイズ
(b) 送信側にて以下のガイドラインの対策を検討する
・一括メール送信に関するトラブルシューティング
・Gmail ユーザーへのメールがブロックされたり迷惑メール扱いされたりしないようにする
具体的には以下の方法をお勧めしております。
- 送信側にて SPF レコードや DKIM を設定する。
⇒メール認証/SPF レコードの作成/DKIM ドメインキーを使用してメールを認証する - メールの送信時に、一貫した IP アドレスを使用する。
- メールの送信時の IP アドレスに対する有効な逆引き DNS レコードを設定する。
(c) 送信者のレピュテーションが回復するまでしばらく様子を見る
送信側のメールサーバーのレピュテーションが低い場合、一時的にメールが受信できない場合がございます。レピュテーションの低下は、送信側が迷惑メールを大量に受信している場合や、短時間に大量のメールを配信しようとしている等の原因により発生しています。
送信側のメールサーバーのレピュテーションが一定のラインに達すれば、メールが受信できる可能性がございますので、送信者が短時間に大量のメールを配信している可能性がある場合は、しばらく様子を見ていただければと存じます。
※ レピュテーションとは、迷惑メールを受け取らないようにしたり、Web サイトからウイルスをダウンロードしないようにする為、通信相手の“評判”(reputation) を調べて通信を制限する (受信拒否や受信処理を遅延するなど) 技術となります。
(d) 該当の送信者からのメールを迷惑メールとして報告しない
記憶上の確認となりますが、該当の送信者から受信したメールを迷惑メールとして報告したことがあるかどうかをご確認ください。
迷惑メールとして報告すると、その送信者は Google 社からの評価が低くなり、スパムとして判定されやすくなってしまいます。
過去に迷惑メールとして報告したことがある場合は、今後迷惑メールとして報告されないようご注意ください。
なお、スパム判定のアルゴリズムについては、スパム業者の新しい手法に対抗するために常時更新されております。
スパム判定の基準、およびスパムと判定された理由については、セキュリティ保護のためにも一般に公開しておりませんので予めご了承ください。
▼グループ内のスパム判定
Google グループは大規模の迷惑メール攻撃を受ける危険性が高いため、上記のスパム判定の他に Google グループ内でもスパム判定を実施しております。
Google グループでメールがブロックされ、送信側にエラーが返送されてしまう場合は、以下の対策をご検討ください。
(ア) 上記の一般的なスパム判定の対策実施する。
(イ) 保留中に振り分けられないようにするための対策を実施する。
※ (イ) の (a) の対策は、[スパムメッセージ (スパム制御)] の設定が [即座に拒否する] となっていた場合に有効です。
Google グループで配信エラーとなった場合は、送信者にエラーを返送するかどうかを設定いただけます。
当サポートは弊社より Google Workspace をご契約いただいたお客様へサポートを行っております。
ご契約いただいていない法人・個人様へのサポートには対応しておりません。