メールの情報はメッセージソース (メッセージヘッダー) に記載されており、メールソフトによってメッセージソースの解読方法は異なります。
そのため、Gmail での表示とメールクライアントソフトでの表示において、メールの本文表記に差異が発生する場合がございます。
例えば、以下の MIME 構造となっているメッセージソースの場合、Gmail では [本文 2] の部分を HTML 形式 (リッチテキスト形式) で表示します。
これは、Gmail では一番最後のコンテンツを表示する仕様となっているためです。
Content-Type: multipart/alternative; boundary="----ZZZZZZ"
----ZZZZZZ
[本文 1] (Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP) …テキスト形式
----ZZZZZZ
[本文 2] (Content-Type: text/html; charset=ISO-2022-JP) …HTML 形式
----ZZZZZZ
一方、Gmail 以外の場合、[本文 1] を表示するか [本文 2] を表示するかはメールソフトの仕様によって異なります。
また、[本文 2] の HTML 構成が正しくない場合、他のメールクライアントソフトでは表示されている情報が Gmail では表示されない、といった現象が発生する場合がございます。これは、ウェブブラウザでは全ての情報が HTML で構成されているためです。
メールコンテンツの HTML 構成が不完全となっていると、メールコンテンツ以外の表示が崩れる可能性がございますので、これを防ぐために Gmail 上では一部の情報が表示されない場合がございます。一方、ウェブブラウザ以外のメールクライアントでは、メールコンテンツ以外の表示は HTML で構成されておりませんので、メールコンテンツの HTML 構文が不完全でも表示される場合がございます。
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